ヘルパンギーナ
★どういう病気?
原因ウイルスが数種類あるため、感染を繰り返すこともあります。
毎年7月をピークに5~10月に流行します。。
2~4日の潜伏期の後、突然の発熱(38~39℃)で始まることが多く、口の中に直径2~4mmで周囲が赤い小さな水疱(水ぶくれ)、または浅い潰瘍が1~数個でき、痛みます。また一般的に、咽頭痛、嘔吐、不機嫌、食欲不振、全身倦怠感などの症状を伴います。
合併症はほとんど見られませんが、ごく稀に無菌性髄膜炎や、急性心筋炎を合併するといわれています。
★どういうふうにうつるの?
くしゃみや咳による飛沫感染が原因です。また、ウイルスは患者の唾液・水疱・大便に含まれていますので、手を介して口から入り感染することもあります。
★予防法は?
乳幼児のお世話をする方は、特に手をよく洗いましょう。
洗濯物は日光でよく乾かしましょう。
★かかってしまったら?
高熱等の症状がある場合は、すぐに主治医の診察を受けてください。
症状が治まるまで安静にしましょう。
口の中の潰瘍がひどい場合には、痛みで飲食ができなくなることがあります。刺激の少ないもの(熱くなく、うす味で、あまりかまずによいものなど)を選んであげてください。
白湯、お茶、ジュースなど欲しがるものを飲ませ、脱水を起こさないよう注意してください。